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割とぶっちゃけ気味な、日常日記です。好きなことや感じたこと、時にはグチもあるけれど、いろいろ書き綴っていきます。
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なかなか大地×かなでの新しい話がお届け出来ない日々が続いております;
ちょいと別ジャンルの原稿締め切りが迫っておりまして、しばらくそちらにかかりきりになりそうなので、未完成な大地×かなでSS3本分を続きに投下しておきます。
どれも前半~中盤部分までしかUPできない中途半端なものですが、それでも良ければどうぞです~;

 #1 デート中に岡本と遭遇した大地とかなでとパフェ、な話。

 彼女の可愛いお願い事を叶え、幸せそうな表情を見るのは彼氏の特権だ。
 俺はそう思い、目を輝かせながら特大パフェを食べるひなちゃんを見つめた。
 三人前はあろうかというパフェは、ひなちゃん曰く『女の子の夢』らしい。立ち寄ったカフェのメニュー表を見て、このパフェを見つけた時の彼女の表情といったら――。
「……はぁ、本当に幸せ~」
「うん、それは良かった。本当に嬉しくて幸せなんだなっていうのが見ていて伝わってくるよ。すごくいい顔をしてるからね」
「そんな顔、してますか?」
「ああ。見ているこっちまで笑顔になるような可愛い顔をしてるよ」
「……またそんな事言って」
 頬を染めて照れた様子のひなちゃんは、再び視線をパフェへと戻し、スプーンを動かし始める。
 そんな彼女の様子を見ていると、ふいに声が掛けられた。
「あれ、小日向さんに……榊!?」
 聞き覚えのある声。その声に思い当たった人物の名前をつぶやきながら振り返ると、そこには岡本の姿があった。
「……岡本?」
「こんな所で会うなんてすごい偶然だな。でも、どうしてお前が小日向さんと二人きりでいるんだよ? なんか見た感じデートみたいじゃないか」
「いや、言葉通りにデート中さ」
「は……?」



 #2 線香花火と大地とかなで。

『大地先輩、一緒に花火をしませんか? ……と言っても、線香花火しかないですけど』
 夏休み最後の日。
 ひなちゃんからのお誘いは可愛らしい内容で、もちろんと快諾した俺は菩提樹寮に向かった。
 待ち合わせの場所は、寮のテラス。
 ひなちゃんは長いすに座っていて、俺の姿を見つけると手を振って迎えてくれた。
「やぁ、ひなちゃん。お誘いありがとう」
「こちらこそ、来てもらえて嬉しいです」
 にこにこと微笑むひなちゃんの傍らには、数十本の線香花火の束がある。今更ながらにどうして線香花火なのかと気になって問い掛けると、ひなちゃんは表情を曇らせた。
「この間、至誠館と神南のみんなの送別会に花火をやったじゃないですか。でも、線香花火だけがこんなに余っちゃって。それを私がもらったんですけど、一人でするのはちょっと寂しくて……」
「それで俺を誘ってくれたんだね」
「はい。……付き合ってもらえますか?」
「それはもちろん。じゃあ、早速やろうか」
 ひなちゃんの隣に腰掛けて、道具を受け取ってろうそくに火をつける。それを地面に立てると、お互いに線香花火を手に持った。
「大地先輩、同時に火をつけましょうか」
「そうだね。どっちが最後まで落とさずにいられるかな?」
「ふふっ、負けませんよ?」
「それはこっちの台詞さ。……それじゃあ、火をつけるよ」
 二人同時に火をつけて火花が起こるのを待つ。 
 ジリジリと火玉が丸みを帯び、やがて火花が起こって小さな光を散らし始める。
「……綺麗」
 つぶやくひなちゃんは線香花火を見つめて微笑みを浮かべた。



 #3 安らげる場所。

「……ごちそうさまでした。今日も美味しかったよ、ひなちゃん」
「いえいえ、お粗末さまでした」
 夏休みが明けてから続く、昼休憩のひと時。
 ひなちゃんお手製の弁当を食べながら一緒に過ごす時間は、受験を間近に控えた今、俺にとって唯一の安らぎの時間となっている。弁当箱を片付ける彼女を見ながら心からの安息を感じていると、急に眠気が襲ってきた。
 ここの所、睡眠時間を削っていた所為か、溜まってきた疲労がそうさせるのか。重くなる瞼を擦っていると、俺の様子に気付いたひなちゃんが心配そうな表情を浮かべた。
「大地先輩、眠たいんですか?」
「ああ、うん。少しね」
「受験勉強、大変なんですよね。……あまり無理しないで下さい」
 ひなちゃんの言葉に俺は小さく笑う。
 彼女と付き合うことになって、俺は予定していた受験先を変更した。首都圏の大学に通えば、ひなちゃんの側にいられるという理由で。
 だが、首都圏でも難関と呼ばれる医科大学に変更したことで楽観視は出来ず、さすがに本腰を入れないとまずいのが現状である事は確かだ。
「大丈夫だよ。そこまで無茶をするつもりはないからね」
 笑ってみせるけど、ひなちゃんの表情は不安げなままで。
「でも……。もし私が手伝えることがあったら、何でも言って下さいね」
 上辺だけじゃなく心からそう思って言ってくれるのが分かるから、たまらなく愛しくなってしまう。
 大丈夫だと格好つけていたいのに、気が緩んでしまって。とたんに、振り払おうと思っていた眠気に捕らわれる。
「何でも、か……」
 抗えないほどの眠気。自然と体が傾き、気付けばひなちゃんの肩に寄りかかっていた。
「大地先輩?」
「……ごめん、ひなちゃん。このまま少しの間眠らせてもらってもいいかな」
「もちろんいいですよ。――あ、でもそれなら膝枕しょうか」
「え……?」
 ほんの少しだけ。そう思いながら言った言葉には意外な答えが返って来て。
 思いがけない言葉に顔を上げると、ひなちゃんはポンポンと膝に手を置いて笑顔を浮かべた。
「はい、どうぞ」
「ひなちゃん……?」
 呆然と彼女を見つめていると、腕を引かれて横になるように促される。
 抗う理由もなくされるがままに頭を預けると、優しく髪を撫でられた。
 ゆっくりと、それでいてどこまでも優しく。




……ということで、書きかけ×3でございました。
中途半端なのを載せてすみません~;
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隙間時間に二次創作だったり推しごとだったり、仕事や普段感じたことなど壁打ち的になんでも書き込みに来ます。
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