割とぶっちゃけ気味な、日常日記です。好きなことや感じたこと、時にはグチもあるけれど、いろいろ書き綴っていきます。
category:日常など
早いものでもう12月です。2009年もあとちょっと。
年賀状もそろそろ書き始めねば…と思いつつ。
パニパレ、真朱先生ルートをプレイしました!
ドキドキやら切ないやら、いろいろな感情を刺激されつつEDへ。
二人のその後とか、またお話書きたいな~と思いました。
9歳差ってけっこう大きいけど、いいなぁ…。亜貴ちゃんが微妙に主導権握ってるといいよ。
…そんなこんなでSS書いてみました。ED後すぐの話。
キーワードは『先生と生徒』ってトコロかな。
『短い恋文』 お題:恋文
「次、依藤~」
「はい」
名前を呼ばれて、私は教壇の前へと向かう。
“教師”である真朱先生の前に立つと、目の前に一枚の用紙――小テストの用紙が差し出された。
(どうかいい点数でありますように……)
願いを込めて用紙を受け取ると、チラリと赤ペンで書かれた数字を見る。
結果は――。
「やった……」
思わずつぶやいてしまい、慌てて顔を上げると先生が小さく笑っていた。
(……子供みたいだったかな?)
一日でも早く大人になって先生の隣に立ちたいのに、こんな調子じゃいつになるのか分からない。
「頑張ったな」
「……はい」
掛けられた言葉にうなずいて、席に戻る。
一人ひとり呼ばれ、テスト用紙が返されていく中でそっと点数を見返すと、赤ペンで書かれた数字の下にうっすらと何かが書かれているのに気付いた。
(うん……?)
擦ってしまったらすぐに消えてしまいそうな弱い筆圧で書かれた文字は、先生の字。
『惜しい。あと一問で全問正解だったな。……けど、よく勉強したな。この調子で次も頑張れよ』
(これって、もしかして私だけに書いてくれたの? それともみんな……?)
気になって他の人のテスト用紙を覗き見てみたくなるけれど、そんな事は出来ない。
(先生……?)
チラリと教壇の方を見るけれど、視線は向けられることはなく。私はもう一度テスト用紙に書かれた先生の字を見つめた。
よく見なければ分からないメッセージ。
このメッセージがどうか特別なものであって欲しいと、心から願ってしまう。
(ねぇ、真朱先生。……私だけに書いてくれたって信じてもいいですか?)
問い掛けながら、この心にある想いはふわりと色付く。
教師と生徒という関係に戻ってしまっても、想いは同じなんだって信じさせて欲しい。
(……先生)
今にも消えてしまいそうな文字をもう一度目で追い、私はテスト用紙を折り畳んで教科書に挟み込んだ。
なんだか中途半端ですみません;
余力があれば亜貴→柑に向けた柑視点の『恋文』と、エピローグ後の『恋文』発掘を書きたいと思います~。
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プロフィール
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いずみりら
性別:
女性
自己紹介:
十年以上の年月を経て、SNSから個人サイトに戻ってきました。忍者ツールが生きていてビックリ。
忙しくてオタ活出来てないけどオタ活したい2児の母。
隙間時間に二次創作だったり推しごとだったり、仕事や普段感じたことなど壁打ち的になんでも書き込みに来ます。
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